Contents
歴史的な建物や、観光スポットがとにかく多いイタリア!そのうちの一つがご存知「ピサの斜塔」です。名前からも分かる通り、イタリアの「ピサ」というところにあります。
今回、私はドイツのベルリンからピサに飛行機で向かいイタリアの3都市を観光しました。ピサの斜塔の見所や近隣のグルメ情報などを順にご紹介していきますね!
ヨーロッパの他都市からピサへ!フィレンツェからピサへ!
今回、私は飛行機でピサに向かったため到着したのは「ピサ空港」。
ヨーロッパの格安航空会社であるeasy jet(イージージェット)の飛行機が飛んでいるので、季節やタイミングによってはヨーロッパの他の都市からピサ空港への格安チケットを見つけられるかもしれません。
自分で自由にヨーロッパを周遊したいという人は一度チェックしてみるといいでしょう!
ちなみに今回私は、こちらのeasyJetでベルリンからピサへの往復チケットを45ユーロ弱で購入しました。
また、多くの日本人が訪れる観光地の一つであるフィレンツェからも日帰りで行くことができます!バスですと4ユーロくらいからありますし、電車ですと大体9ユーロ程度です。
私はピサ-フィレンツェ間を電車で移動しましたが、とても座り心地のいいシートで、揺れもなく、わずか1時間15分程度で到着!コンセントも付いていたのでiPhoneを充電しながら快適に過ごせましたよ!
ちなみにピサ空港の中でフィレンツェ行きのバスを予約できる窓口もありました!
空港や駅から市内への移動
空港や駅から、街の中心まではバスが出ています。こちらのサイトにバスの情報が載っています。
路線バスだと、1.2ユーロ程度で行けます。安いですよね!他の都市の空港に比べて、割と市外に近い位置にある空港なので10分以内に市内に到着できちゃいます。
ちなみに、私はとっても天気が良かったので市外まで歩いてみました。空港や中央駅から北に向かって歩いていくと旧市街にたどり着くことができます。
市街は観光地化しているところも多いですが、空港から市街までの道のりでは本当に普通の民家なども通ったりするので、なんてことない発見がいろいろありましたよ。
例えば、歩いていて気付いたのは、生えている植物が日本に生えているものとよく似ていることでした。
この松のような木はピサのいたるところで見られます。私が訪れたのは6月下旬でしたが、とても暑くて湿気もあって日本の夏にとても似ていました。
生えている植物が似ているのも、そう言った気候の共通点から来ているのかもしれませんね。
ピサの斜塔 チケットの予約方法
ピサといえばもちろん一番有名なのは「斜塔」でしょう。様々なブログで「行く前に必ず予約するように」と書かれています。・・・が、私は予約なしで行ってしまいました(苦笑)
チケットセンターへ行くと、空いていれば当日予約を受け付けてくれますよ。ちなみに私は午前中に行って14時以降ならいつでもいいよと言われたので16時のチケットを予約しました。
とはいえ、事前予約の方が確実ですし観光シーズンにはせっかく行っても入れないということもあるようなので、できれば先人の教えに従って予約をしてから行きましょう。
こちらのサイトで予約方法が写真付きで書かれているので、参考にしてみてくださいね!
ピサの斜塔に入る前の注意!見所はココ!
ピサの斜塔に登るには18ユーロが必要です。ムムム。。。2000円以上する計算になりますので、少し高いようにも感じましたがせっかくなので登ってみることにしました。
テロの影響を受けてか、入る前にボディチェックを受けます。また、荷物の持ち込みができないので、手荷物がある場合にはサービスカウンターに預けなければなりません。
並んで、さあ入るぞ!というところまで知らなかったのでボディーチェック時に言われて慌てて預けに行きました。その点は注意が必要ですね。
さて、いよいよ入場!
ひたすら、ぐるぐると大理石の階段を登っていきます。登っている際に注目したいのは、大理石の削れっぷりです!
見てください!これ!!!人が歩くところだけ、こんなに凹んでいるんです!もちろん、もともとはまっすぐな大理石だったと思います。長い歴史を感じますよね!
特に終盤は凹みがどんどん深くなっていき、凹みすぎてちょっと歩きづらいくらいです。
足をくじきそうになるので、注意して進んでいきましょう。
そしてもう一つ!普通なら階段の真ん中が凹んでいきそうなものですが、塔が傾いているため傾きに合わせて凹みの位置も外側になったり内側になったりしているのです。面白いですよね!
そんなことを観察し、すれ違うお客さんと声をかけあいながら296段の階段を登り終えると
展望スペースに到着。そこからはピサの街を一望できます。
高さは55.86m。もちろんスカイツリーなど近代的な展望台に比べればかなり低いです。
ですが、何より、登ってみると「傾き」を体で実感できます!
頂上は360度ぐるっと展望スペースになっていて、傾いている側の通路はなんだか落ちてしまいそうでちょっとお腹がゾミゾミしちゃいました。まあ、もちろんフェンスもあるので落ちないのですが(笑)
恥ずかしながら行くまで知らなかったのですが、こちらのピサの斜塔、本来は隣にある大聖堂のミサの時間を知らせるための鐘を鳴らす塔(鐘楼)だそうです。ですから、塔の上には、大きな鐘がいくつもあります。
単純に「55m程度の塔に登るのに18ユーロ」と考えると高いですが、せっかくピサまで行ったのなら話のタネにもこの傾きは身をもって感じていかれるのをお勧めします!
大聖堂だけなら無料!斜塔以外のチケット情報
さて、斜塔の周り(ドゥオモ広場)には洗礼堂、カンポサント、ドゥオモ付属美術館、シノピエ美術館、大聖堂があります。
これら施設のコンビネーションチケットが売られているのですが、【大聖堂への入場は無料】です。しかし、大聖堂への入場にはチケットが必要なんです。・・・???紛らわしいですよね。
斜塔やその他施設へのチケットを購入した場合には自動的に大聖堂への入場券が付いていて、「好きな時間に」入ることができます。
しかし、大聖堂だけに行きたい場合は、無料ですが「時間指定した無料チケット」が必要になるためチケットセンターでその旨伝えましょう!
斜塔(18ユーロ)と大聖堂(無料)以外は、そのうちの何個の施設に行きたいかでチケットの値段が変わります。
金額は公式ホームページで確認できます。日本語はありませんが、イラストが付いているのでわかりやすいと思いますよ!
ちなみに私はガイドなどは付けなかったので、こちらの動画の解説を前日に見てからピサに行きました。
これを見ているとガイドツアーで解説を聞きながら回るのも楽しいだろうなと思います。こちらで日本語ガイドツアーが申し込めます。
とっても豪華な大聖堂は是非中まで見学を!
斜塔の横にある大聖堂はとても大きく、白い色の壁とその細かな彫刻がまるでレースのようです。
私が行った時には、中に入る人の列ができていました。
時間としては10分以下でしたが、先にも書いたように無料ですがチケットが必要なため、団体客の人とタイミングがかぶったりするとチケットチェックの時間がかかって列ができたりするみたいです!
せっかくなので、並んで知る間は、扉や壁の細かな彫刻を見て楽しむのをお勧めします。
ようやく中に入ると、外から見ていた時に感じた大きさとは違う種類の大きさ(なんだか偉大な雰囲気)を実感します。
金色に輝く豪華な天井
そして、私がとてもびっくりしたのは、こちらのミイラ。こちらは聖ラニエリという方で、ピサの人たちに大変尊敬された聖人だったそう。透明の棺に入れられています。
両端の壁には大きな絵が並んでおり、大聖堂の中は見ごたえ満点でした。また、私が行った日はとても暑い日だったので、中の冷んやりした空気が体を冷やしてくれ心も体もスッキリした気分に!
開館時間等はこちらのホームページにまとまっていましたよ!
時間帯による混雑差
私は午前中(10時半〜11時くらい)に斜塔のあるドゥオモ広場に到着したのですが、その時広場にはかなりの人がいました!
しかし、そのあとご飯を食べて、一度宿に戻って休んで、ピサの斜塔に登る予約をした16時前に再び来てみると人は半分くらいになっていてちょっとびっくり。
おそらくですが、フィレンツェなどから日帰りで来る方が多いので、夕方頃には帰路につく人が多いのではないかと。
斜塔の予約をとり忘れた人は念のため10時より前に行って当日予約を取るべきですが、広場全体は午前中から昼過ぎまでが混雑している模様。
夏場なら21時くらいまで外が明るいので、田さHの時間等許せば夕方16時頃に斜塔の予約を取って広場に行くのもいいかもしれないですね。ただし、斜塔内部は人数制限があるためどの時間帯でも混み具合はさほど変わりません。
記念写真を撮るみんなを見るのも楽しい
ピサの斜塔では様々なおもしろ写真が撮られています。ピサを訪れたら、思い思いのアイディアでおもしろ写真に挑戦してみるのもいいと思います。
こちらで、いろんなアイディアが紹介されているので是非参考にしてみてください。
しかし、私がもっとお勧めしたいのは、一生懸命おもしろ写真を撮ろうとしている人たちの写真を撮っておくことです(笑)
とにかく、みんな思い思いの場所から工夫を凝らしておもしろ写真を撮っています。ピサを支えるような写真を撮ろうとしている人が多いため、みんなで盆踊りをしているみたいなんです(笑)。
なんか、幸せな世界だなあと思えてきます。是非、そんな「名物」も楽しんでくださいね!
ピサの斜塔を眺めながら食事ができるレストラン
お昼ご飯は、ドゥオモ広場近くの斜塔の見えるレストランでいただきました。隠れ家っぽく大通りの脇にひっそりとあったので気になって入ってみることに。
「Pizzeria Trattoria La Buca」
広場周辺は、他に比べて少しレストランの相場も高くなります。でもだいたいピザやパスタなどが10〜13ユーロくらいが平均です。
一番シンプルなマルゲリータなら4.50ユーロ前後で食べられます。(広場近くの斜塔が見えるレストランでもマルゲリータが5ユーロほど。離れればもっと安く食べられるところもあります。)
12時前だったのでお店は混んでおらず、眺めの良い席に座れました。
チーズがたっぷりのシンプルマルゲリータ!美味しかったです。ちなみにこちらのレストランのピザメニューはこんな感じでした。
5ユーロのマルゲリータと3ユーロのワイン、チップを合わせて9ユーロなり。
Pizzeria Trattoria La Buca
【住所】Via Santa Maria, 171, 56126 Pisa PI, Italy
滞在中便利なピサのスーパーPam
海外旅行中、特にひとり旅なら食事を簡単に済ませるためにちょっとしたものをスーパーに買いに行くという人も多いのではないでしょうか?
私の場合は、外食が続くとちょっと疲れてしまうのと野菜不足になってしますので、よくスーパーのサラダを食べます。
ピサの旧市街には、あまり大きなスーパーは無いようでした(街中だとそれが普通かもしれませんが)。
街中で便利な場所にあったのが、こちらの「Pam」という名のスーパー。チェーン店のようです。
中央駅から旧市街に向かう道を少し入ったところにあります。小さなスーパーですが、最低限のものは揃っていますよ。
お目当てのサラダもいろいろ売っていました。そして、何より野菜が美味しそう!太陽をいっぱい浴びて育った、こんなに大きなパプリカもありました。手のひらより大きいんですよ!
また、イタリアのポテトチップスは何だかオシャレな味のものが多いんです。
100%エクストラヴァージンオイルで揚げられたものや、レモンライムと胡椒が効いたものなど、どれもオシャレな味です。
ちなみに、私はこちらのスーパーで、オリーブオイルのいい香りがするポテトチップスとサラダとトマトとフルーツを買いました!(ピザは宿近くのピザ屋さんで1つ3ユーロ)
イタリアで売られているサラダの多くは、ドレッシングでなく塩・胡椒・バルサミコ酢・オリーブオイルが別々に入っていて自分で調整して食べます。これって、日本ではあまりないですよね!
暑い日にはジェラートを
夏のピサに行ったら、いたるところにあるジェラート屋さんに釘付けになってしまうかもしれません。実は私は、1日に3回も別のジャラート屋さんで食べちゃいました。(笑)
3店舗の中で1番価格も良心的で美味しかったのは、ピサを流れるアルノ川近く、駅から旧市街に向かう道にある「La Bottega dei Gelato」。
地元のおじさんと思しき方も大量買いでお持ち帰りしていました!
まず、種類も豊富!
すごくクリーム感の強いジェラートでした。夏ならさっぱりフルーツ系の方が良かったかもと思っています。(どれだけ食べる気なんだ…)
1番小さい1フレーバーで1.50ユーロ。私はカップでいただきました!
お店は橋のすぐ横。場所もわかりやすいです。アルノ川の朝焼け(お店近くのメッツォ橋より)
La Bottega dei Gelato
【住所】Piazza Garibaldi, 11, 56126 Pisa PI, Italy
ここ以外にも斜塔近くのお店や旧市街メインストリート沿いのでも食べましたが、味は「至って普通」でした(苦笑)。でも、決してまずいことはなく!どちらも平均的なジェラート!
ちなみにこの横にはピザ屋さんがありテイクアウトできます。(スーパーの紹介で出てきているピザはここのもの)
ここではピザ一切れ1.50ユーロ。軽く温めなおしてから渡してくれます。
生地はパンのようでチープな感じなのですが、右下のキノコが乗ったこのピザはいい香りがして美味しかったですよ!
小さな町なので有名どころを回るだけなら1日でも十分
もちろん歴史のある町なので、深く見ていけば何日も楽しめると思いますが、町自体は大きくないので、ピサの斜塔を見てその周辺を見て回る程度なら1日で十分楽しめます。
フィレンツェだけでなく、ローマからの日帰りも十分可能だと思います。是非、イタリアの近くの町に来る機会があればピサにも足を伸ばしてみてくださいね!