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遊園地エフテリングの攻略まとめでもご紹介した、オランダにある遊園地エフテリング(Efteling)!
その最大の目玉であり魅力なのが「Fairytale Forest(おとぎの森)」です。オランダの画家アントン・ピークが手がけたことでも知られています。
その名の通り、おとぎの森に迷い込んだかのような気持ちになれるこちらの森は、乗り物に乗るアトラクションではなく、広い森の中を自分で歩いていくタイプ。
お散歩として歩くにも気持ちの良いちょっと入り組んだ森を進めば、おとぎ話のワーンシーンに出会うことができます。
その演出がとても秀逸で、工夫が凝らされているんです!
登場するおとぎ話の中には、あまり日本では知られていないものもあります。(私が知らないだけかもしれませんが)
お話を知らなくても、流れてくるオランダ語がわからなくても、十二分に楽しめますよ!
それではFairytale Forestの中をご紹介していきますね。まずは、日本でもよく知られているお話から取り上げていきます。
Pinocchio ピノキオ
Fairytale Foresで、最も新しい仲間がピノキオです!ピノキオが大きなお魚に食べられるシーンが再現されています。
ちょっと写真だと見えづらいですが、お口の中にピノキオがいます!
そして!とっても可愛いのが、ピノキオを作ったゼペット爺さんのお家。
子供好きのおもちゃ職人であるゼペット爺さんらしい隅々まで遊び心満点のお家を覗けば、
いろんな発見があって楽しくなってしまいます。
ピノキオの物語はこちら。
The Red Shoes 赤い靴
少し歩くと、何やら台の周りに子供が集まっていました。
台の上では、赤い靴がカタカタと踊っています。
なるほど、「赤い靴」の物語ですね!
もちろん園内マップには題名が載っていますが、何のお話だか当てながら行くのも楽しそうです!
もしくは、園内マップの英語の題名(もしくはオランダ語やフランス語)から邦題を予想するのもいいでしょう。
仕掛けとしては単純なのですが、とてもオシャレな展示でしたよ!私的にはFairytale Forestの中でもかなり気に入っています。
赤い靴の物語はこちら。
Rapunzel ラプンツェル
グリム童話のラプンツェルのおはなしのワンシーンです。ラプンツェルが塔の上から長い髪の毛を垂らしています。
そしてそれを登ってくる魔女。
ディスニーが「塔の上のラプンツェル」としてアニメ化しましたが、原作とはかなり内容が異なります。
原作のあらすじはこちらから。
The Little Mermaid 人魚姫
こちらは一目で何のお話かわかりますね!人魚姫です。
原作はとっても悲しい恋のお話なんですよね…
The Wolf and the Seven Kids 7匹の子ヤギ
歩いていると、小さな家が!ドアの前に誰かが立っているようです。
あら!狼が今にもドアを開けようとしています。
子やぎたちは、そんなことも知らず楽しそうに遊んでいます。
あ!時計に隠れている末っ子の小ヤギもちゃんといますね。
お部屋の装飾も隅々まで可愛い!
外には出かけようとしているヤギのお母さんも。
一つ一つの展示には、こんな風に物語が4ヶ国語で書かれています。
Hansel and Gretel ヘンゼルとグレーテル
森を歩いていると、お菓子の家が出現!
ヘンゼルとグレーテルですね。森の中に建っているので、リアル・ヘンゼルとグレーテルになった気分です。写真の右端に囚われたヘンゼルと、それに寄り添うグレーテルがいます。
真っ赤なジュースの噴水です。細部まで趣向が凝らされています。
興味深々に見つめる子供たちも含めて一つの展示といった感じで楽しめちゃいますよ!
ヘンゼルとグレーテルのお話はこちら。
Sleeping Beauty 眠れる森の美女
何やら大きなお城が出てきました。
コックさんもみんな眠っています。
怪しげな笑みを浮かべながら最も紡ぐ老婆。恐ろしい雰囲気です。
美しい姫も深い眠りについています。
お城を守るはずの兵士もぐっすり。
お城の中やその周辺にも工夫がたくさん。
さっと通り過ぎてしまうと気づかないような仕掛けもあるので、ゆっくり細部まで見て「あ!あそこにも○○が!」なんていう風に見つけながら楽しみましょう!
Snow White白雪姫
白雪姫では、魔女が「鏡よ鏡!世界で一番美しいのは誰だい?」と魔法の鏡に語りかけるシーンの後、魔女によって眠らされた姫を小人が取り囲む様子が見られます。
Cinderella シンデレラ
大きなお家を見つけ、今度は何かな?と近づいてみると、その庭には「愛するお母さん」と書かれたお墓が。シンデレラのなくなったお母さんのお墓ですね。
一つの狭い空間の中で、シンデレラのストーリー展開がうまく表現されています。
舞踏会を楽しむシーンでは、部屋の中央にあるオルゴールにスポットライトが当たり、その仕掛けが動いていました。とってもオシャレ!
小さな一部屋の中で次々に起こる仕掛け!つい夢中になって見てしまいます。
The Little Match Girl マッチ売りの少女
マッチ売りの少女が、マッチを一本一本灯しながら幻想を見るようすがとても綺麗に表現されています。
最後に天に召されるシーンがちょっとウルっときちゃいました。(涙)
森を歩く中で出会えるたくさんのおとぎ話
森の中では本当にたくさんのおとぎ話に出会うことができます。
森が入り組んでいて一本道ではないので、注意していないと見落としてしまうものも出てくるかもしれません!
冒険気分で地図を見ながら彷徨ってみてください。
全部は紹介しきれないのですが、他のお話もいくつかご紹介していきますね。
「カエルの王子」
The Frog Princeと書かれているのでカエルの王子のお話ですね。
カエルと、お姫様が遊んでいた金のまりをモチーフにした噴水になっています。
「6人の家来」
こちらはFairytale Forestの中でもかなり目のつく展示です!6人の家来というお話に出てくる6人目の「首の長い家来」なんですって。
お話を知らなかったのですが、じっと見ていると首が伸びるんです!!!!ちょっと笑えます。
「ノームの村(the gnome village)」
ちょっと元のお話も、邦題もわからないんですが・・・小人たちの村と楽しそうな生活が垣間見れます。
小人の住処に登る子供たち
その木の中では小人がオルガンを弾いています。
キノコ型の家!こんな家に住みたいものです!
「The Emperor’s New Clothes裸の王様」
こちらは裸の王様。通過していく王様の衣装チェンジです。
森の中を歩いていると、しゃべる木を発見!
口もとのだるだる感が妙にリアル!本当におじいちゃんの木がおしゃべりしているみたいなんです。木だけじゃなくて、それを取り囲む仕掛けもいろいろな動きを見せます!
こちらも、何かのお話なんでしょうが、とにかくおとぎ話の数が多くて、全部はわかりませんでした(苦笑)
それでも不思議とすごく楽しめるのは、この「おとぎの雰囲気」がなせる技でしょうか。
「The Indian Water Lilies(インドの睡蓮:邦題不明)」
こちらも、邦題・おはなしともに不明なのですが、何やらエキゾチックな建物の中に入ると
睡蓮と思しきお花が7つ。おはなしが語られながら、場面がどんどん変わっていきます。
「The Troll King トロル王」
大きなキノコの生えた木から
何やら仙人のような人物が出てきて語り始めます。
子供達は興味津々で釘付け!
こちらのおはなしも、あまり日本では知られていませんよね。エフテリングの公式ホームページの物語より、ざっくりまとめると、
「昔、非常に悪名高いトロル(ノルウェーに伝わる妖精の一種)の王様がおり、みんなから大変嫌われていました。
ある日、その王様がとある国の姫を捕虜として捉えました。困り果てた人々は森に住む善人のトロルの不思議な能力と助言を受けます。
助言をもとに王子の力を借りて姫を救い出すことに成功。王子の勇敢さが認められ、姫と王子はめでたく結ばれましたとさ。」と言った話のようですよ。(かなりざっくり)
Fairytale Forestでの人形劇
Fairytale Forestではおとぎの国住人たちが次々に登場する人形劇が見られます。
お兄さんとお姉さんが二人で代わる代わるいろんなキャラクターを演じてくれるのですが、素朴でなかなか面白い。
(こちらももちろんオランダ語ですが、元のおはなしを知っているものが多いので、わからなくても見て楽しめます)
エフテリング全体を通して、ギラギラした華美な感じはなくすごく身近で親近感のある、それでいてちゃんとファンタジーな要素もふんだんに盛り込まれている感じなんですよね!
さてFairytale Forestの住人たちを紹介してきましたが、先に言っていた通り、これでもまだまだ全部じゃないんです(汗)
少しでもおとぎの森の雰囲気が伝われば嬉しいのですが・・・是非、あなたも近くにご旅行の際はエフテリングまで足を伸ばしておとぎの森に足を踏み入れてみてください!
本当にオススメですよ!!!