Contents
ローマにあるコロッセオは、現在世界各国から観光客が訪れるほど人気の観光スポットであり、代表的な古代ローマ遺跡です。個人的にはローマの中で「行ってよかった」と思えた観光地ナンバー1の場所!(^^)今回はそんなコロッセオについてご紹介します♪
そもそもコロッセオとは?
コロッセオ
地下鉄コロッセオ駅から徒歩1分の場所にある古代ローマ遺跡、コロッセオ。かつて剣闘士や猛獣を相手に戦いを観衆に見せる場として使用されていた円形の競技場です。外観はもちろん、中に入ってみるとより当時の競技場の迫力が味わえます!
一般的に競技場を指す「コロシアム」という言葉はこのコロッセオの英語表記なので、コロシアムの語源はコロッセオから来ています。古代ローマが今に受け継がれている証拠ですね♪
コロッセオは誰がいつ、何のために建てたもの?
西暦72年、ヴェスパシアヌス帝が着工、80年にティトゥス帝が完成させたコロッセオ。しかし実際に作ったのはこの人たちではないです。なんと4万人の奴隷が、8年の歳月をかけて完成させたのです。ものすごい数ですよね・・・(゜゜)
約5万人が収容可能であったと言われており、そこでは捕虜となっていた兵士や奴隷が快方を目当てに剣闘士となって、猛獣やお互いを相手に命を懸けて戦った場所です。時には、100日間連続で戦いが続けられ、数百人の剣闘士が戦いによって命を落としたそうです。また、囚人を罰する公開処刑の場としても用いられたとのこと。
命がけの戦いを観衆たちは最高の娯楽として楽しんでいたという状況は、想像するだけでも恐ろしいですよね・・・。当時のローマ社会の政治的な問題から目をそらすために闘技会が行われ、人々の命が失われていったという歴史をもつ場所です。
しかしかつてそういった悲しい出来事が起きていた場所を見学することで、当時の状況について学び、考えることができるのでぜひ訪れてほしいスポットです(^^)
コロッセオ入場の裏ワザ!
行列
さあ、いざコロッセオを見学に行こう!そう思ってコロッセオの入口へ行くと、ものすごい長蛇の列が目に飛び込んできます。でもせっかくローマに来たのに、そんな長い列に並んでいたら時間がもったいないですよね?実はコロッセオへ並ばずにスイスイはいれる裏技があります!!(^^)
それは、「共通パス」を利用すること!古代ローマ遺跡は、コロッセオのほかにもパラティーノの丘やフォロ・ロマーノがあります。実はそれらの遺跡では「コロッセオとの共通パス」が販売されているのです♪
私も実際コロッセオでチケットを購入するのではなく他の遺跡で共通パスを購入したので、コロッセオでは直接入場口に行けちゃいました(^^)長蛇の列の横を涼しい顔で通り過ぎていく優越感は最高でしたよ♪(笑)
コロッセオではココに注目!見どころポイント
コロッセオに入ったらぜひ注目してほしいポイントがいくつかあります!ただ「見渡して一周して終わり」ではもったいないのでぜひチェックしてくださいね!
大迫力のアリーナ
注目しなくても目に入るメインアリーナ。現在は舞台が取り除かれてアリーナ地下が見えるようになっています。当時も舞台は取り外し可能な板の上に砂をまいて造られていました。試合が終わると血に染まった砂を取り換えて使用していたそうです。
コロッセオは4階建てになっていて、1階ではアリーナと同じ高さから観客席を見渡すことができるようになっています。この場所から観客席を見ると、アリーナから観客席を見上げた剣闘士の気持ちを少しだけ感じられるような気がしました。何とも言葉にしがたい気持ちになりますが、おすすめです!
迷路のように仕切られたアリーナ地下
アリーナ地下は、大道具の倉庫としてだけではなく、猛獣や奴隷の控室のように使用されていました。猛獣は檻ごとせり上げ式でアリーナに登場するような高い技術もあったようです。アリーナ地下は細かく仕切られており、床板の支えになると同時に戦いを控える奴隷たちが孤独に待機する場所でした。
このアリーナ地下を見学しているとき、死を覚悟して戦いに挑む剣闘士の姿を想像してなんだか胸が痛くなりました(・・`)
柱の形
さて、少し建築の話をしましょう。コロッセオはなんと階ごとに柱が異なるのです!3種類の柱で支えられたコロッセオ。それぞれの柱の特徴を見てみましょう。
1階:ドーリア式
シンプルな柱で力強い印象の柱です。しっかり支えてくれる感じがしますね!
2階:イオニア式
柱頭の左右に渦巻があるのが特徴!すっきりしながらも美しいです。
3階:コリント式
柱頭に葉っぱをモチーフにした繊細な彫刻があります。技術力を感じました(笑)
こんな柱の違いを見ながら建物を見るとちょっと楽しいですよ(^^*)
夜のライトアップ
もし時間に余裕があったら、夜のコロッセオもとってもおすすめです♪コロッセオ内部から発せられた光に照らされて、とても幻想的で美しい姿に変わります!昼間の迫力のある競技場とはちょっと違う印象が味わえます。
※注意!剣闘士との記念撮影
コロッセオは観光客であふれているスポットなので、屋台でお土産を販売する人々が多いです。また、剣闘士のコスチュームに身を包んで「写真を撮ろう!」と言ってくる人もいます。旅行中で浮かれていても誘いに乗るのはおススメしません。
なぜかというと、彼らの記念撮影は有料だからです。海外でコスプレやパフォーマンスをしている人を撮影する際は基本的にお金が発生します。日本人はそのような文化にあまり慣れていないので高額な値段を要求される可能性が・・・(><)旅の思い出に撮影してみたい方は事前に値段の確認を忘れずに!
コロッセオ周辺スポット
コロッセオの見学で歩き疲れた時のおすすめスポットがこちら!コロッセオの近くにあるスイーツ屋さん「Ciuri Ciuri」!
こちらではカンノーロという筒状のビスケットにリコッタチーズで作ったクリームを詰めたドルチェを味わうことができます♪
このカンノーロが、絶品!チーズ好きにはたまらないスイーツです(≧∀≦)!!日本でも販売されることを切実に願います。。。
ちょっと予習するだけで見方が変わるコロッセオ
コロッセオは人気のある観光地ですが、今回訪れてみてコロッセオについて何も調べてきてないであろう人とそうでない人の見学の仕方が全く異なることに気づきました。
せっかくこれだけ歴史の深い場所に訪れたなら、写真に収めたら終わりというような「ただ訪れた」だけではもったいないですよね。ちょっとの予習があなたの観光をもっと有意義なものにしてくれるはずです(^^)
Have a good trip!!!